【閉店】ありがとう交通飯店。名店がまた一つ消えていく
今の会社に入った頃はもっと有楽町駅に近いビルにオフィスがあったので交通会館はランチにもってこいの近さだった。交通会館の地下はサラリーマンのワンダーランド。とんかつだのラーメンだの蕎麦だの何でも選び放題だ（僕が通い始めた頃は鶏めし屋とちゃんぽんもあった）。
その中でも交通飯店はよく通った。僕がよく頼んだのは餃子ライスだ。
写真は餃子と半チャーハンのセット。もうこんなに食えない（笑）。にんにくの入っていない大ぶりな餃子が最高だった。そしてチャーハン単品もよく注文した。
他の客の注文次第でだいぶ待たされることもあったけど、シンプルでうまいチャーハンだった。カウンター越しに大将が炎を上げて鍋振りしているのを見るのも好きだった。
他に麺類はタンメンぐらいしか頼んだこと無いが、定食のレバニラはよく頼んだ。
野菜がシャッキリしててレバーも臭みがなくご飯がすすむレバニラだった。しかしいつぞやから美味しいと聞きつけた食べ歩きのお客が増えてきた。チャーハンがどこかに紹介されたのかもしれない。イチローの写真を目当てに来たのかもしれない（実はマツコの知らない世界で紹介されたようです）。ランチ時にはお店の前の行列がどんどん伸びて、僕のランチ時間では間に合わなくなってしまった。
オフィスも少し遠い日比谷に移ってしまったので、それ以来ほとんど伺っていない。そして今回の閉店のニュースだ。名店にさよならをするためにお客が殺到しているようだ。僕は邪魔にならないように、そっと思い出だけを胸に仕舞うことにしよう。女将さんのコールが耳に残っている。「レバ〜」。
交通飯店 （中華料理 / 有楽町駅、銀座一丁目駅、銀座駅）
昼総合点★★★★☆ 4.0
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